自然というものは常に曖昧であり、そこには人間が到底追いつけない美しさがある
色、形、時間、香り、エネルギー、存在
常に流動的で移り変わりゆくそれは、受け取る側に一部を切り取られ、委ねられ、
心地よく浮遊し、浸透する
私は自分の断片的で曖昧な記憶の中から自然物の持つ色彩や形、質感を再度引き出し、
“無意識に心を動かされるもの”という言葉にできないものを昇華させ
抽象的に形に落とし込むことで、第三者の記憶との対話を試みています。
今回の展示テーマは、人の手を加えない自然界のコミュニティの循環。
光が差し、雨が降り、育ち、枯れて、肥となり、共存、共生、循環するありのままの美しさを
私のフィルターを通して、テクスチャーと共に昇華させた作品を展示します。
1つの正解を求めない、
おぼろげな美しい世界で生きていたい
曖昧美
MARINO.
SieMatic AOYAMAでは、「DESIGNART TOKYO 2023」に参加し、“曖昧美”をコンセプトに半立体的な作品を生み出す
若手アーティスト、MARINO.氏の個展『無意識の循環』を開催いたしました。
10日間の会期中、多数のご来場ありがとうございました。
※ご好評につき、1F柱と2FR腰壁のアートは12月末頃まで展示予定です。
アート制作の様子をご覧いただけます。